「史伝 吉田松陰 「やむにやまれぬ大和魂」を貫いた29年の生涯」購入&レビュー
29歳という短い人生にも関わらず、幕末・明治を牽引した偉人達を育て上げ、近代日本という国の礎を作った人物と言っても過言ではない。狂気すら感じる彼の太く短い生涯をまとめた一冊。
人間は打算的な考えに走らず、勝敗を度外視してひたすらに奮闘する者に対し、畏敬の念を抱く。しかしそう在ろうと願っても、めったに出来るものではない。だからこそ「吉田松陰」は暴力と陰謀にまみれた幕末史の中で、ひときわ清らかな香りを放ち輝き、その名は語り継がれてゆくのである
「史伝 吉田松陰 やむにやまれぬ大和魂を貫いた29年の生涯」読んだ。松下村塾の近所に住むごく普通の少年達が、吉田松陰に出会う事で幕末の日本をリードする事になる訳だから、松蔭という男の感化力が如何に強烈だったかが良く分かる。 http://t.co/a880aYaOhF
— すぎはら まこと (@sugiharamakoto) November 16, 2013
「世に身、生きて心死する者あり。身滅びて魂存する者あり。心、死すれば生くるも益なきなり。魂、存すれば亡ぶも損なきなり」(肉体の生死ではなく、志の有無こそが大切なのだ)by 吉田松陰 http://t.co/a880aYaOhF
— すぎはら まこと (@sugiharamakoto) November 16, 2013
最後に有名な松蔭の和歌と、龍馬がその歌を聞いた際の返歌を書いておきます。
「かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」by 吉田松陰
「かくすればかくなるものと我も知る なほやむべきか大和魂」by 坂本龍馬
史伝 吉田松陰 「やむにやまれぬ大和魂」を貫いた29年の生涯 (学研M文庫)
- 作者: 一坂太郎
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2011/07/21
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る